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沖縄のカラス
かつて新宿や渋谷、池袋周辺を仕事や遊びのテリトリーとしていた者にとって、沖縄に引っ越して何よりも驚いたのはカラスが少ないこと。

カラスの生息域はヤンバル(=沖縄本島北部)に集中しているため、那覇や浦添あたりで生活する分にはカラスを見かけることなんて皆無。従って、ゴミ捨て場でカラス避けネットの下にゴミを捨てる、なんてわずらわしさとは無縁なのです。

また、首都圏のカラスはかなり挑戦的で半径2mくらいまで近づかないと逃げ出さないのに対し、沖縄のカラスは半径5m以上でも人が近寄ってくると警戒し、逃げ出すことがあります。

と、ここまでなら 「かわいいヤツよ」 で済まされるのですが、ここ沖縄においてもやっぱり彼らは厄介者。 国の天然記念物・ノグチゲラの雛を捕食しているというのですから、穏やかではありません。

ノグチゲラは世界でもヤンバルにしか生息しない希少種なのですが、皮肉にもカラスの生息域とバッティングしてしまっているのです。

ノグチゲラはもちろん大切。しかし、カラスも同じ生き物。 むやみに捕獲するわけにもいかず、非常に頭の痛い問題です。


ちなみに、沖縄料理屋に行くと「スクガラス」という料理がありますが、これはカラスとは何の縁もありません。

2004/09/17