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島時間(粟国編) 1/4
粟国島は、那覇の北西60kmの海上に浮かぶ孤島です。
島の周囲は12kmで、人口は900人。

「粟国の塩」の生産地であることや、映画「ナビィの恋」のロケ地として有名ですが、それを名所として観光客を誘致しようといった野心の見られない、のんびりゆったりとした島です。

それではしばらくの間、島時間の旅をお楽しみ下さい。

通常、沖縄の民家の門にはシーサーが乗っていることが多いのですが、この民家の門にはブイが乗っていました。この他、サンゴや舟のプロペラが乗っている家もあります。

また、昔ながらのヒンプン(=門の内側にある目隠し)がたくさん残っていることも印象的でした。

ちょっと集落を外れると、こんな風景が広がります。
道を聞きたくても、人が歩いてないんです(笑)

都会の生活にくたびれてしまった人が2〜3日この島で過ごしたら、とても癒されると思います。

牛やヒージャー(=山羊)がそこいら中にいます。
のどかで良いのですが、草むらに落ちている彼らの落とし物を踏まないようにご注意下さい。

粟国村の花木、ソテツです。
島の特産品の一つ「ソテツ味噌」は、この実を加工して作ります。

戦後の貧しい時代は、ソテツの実を食べてその毒で命を落とした方もおられると聞いていたため、その加工方法と無毒化の技術を伺ってくる予定でした。しかし、加工方法は分かったのですが、無毒化の技術までは分かりませんでした(現在、そこまで意識してソテツ味噌を食べている方が少なかったため)。 次回訪問する時の宿題にしようと思います。

以下、昔ながらのソテツ味噌の加工方法です。あまり興味が無い方は読み飛ばして、次のページへ進んで下さい。

〜 以下、粟国村誌より 〜
 味噌はソテツの実でコージをつくる。これはソテツの実(タンナー)を二つにわり、これを乾燥させ乾燥したものを水槽(トウジ)に2、3日入れ、3日後に水をとりかえる。乾燥したら臼(チチウーシ)に入れ杵(アジン)でつき、こまかくして澱粉にする。これをふるい(ユイ)で粉をこしておく。鍋の上にクシチー(コシキ)をおき、布をしいてその上から粉をまき、その上から水をまいてしめらしてから蒸す。蒸したものをミーソーキーにとって、箱に指の一節位の高さまで入れる。夏なら3日位で熱気してコージを生ずる。コージが出来あがると大豆をにて、塩とコージをまぜて練る。ねったものを一升に塩一合の割で臼に入れてつく。これを甕(かめ)に入れて保存し4、5ヶ月後から使用する。

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2004/08/10