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手作りムーチー
せんだって、近所のクリーニング屋へ行ったところ、「さばにさん、ムーチー食べたことある?」とは店主のおばちゃん。

「あー、食べたことあ。。。」と、ここまで言いかけたところで、「じゃー、コレ持って行きなさい。あい。あい。」と、半ば強制的に手に持たされたのがこれ。ムーチー。 「そーかー、こうしてカメーカメーオババは養成されていくのだな」と、一人うなずきながら家路に着いたのでした。

ムーチーとは、旧暦12月8日に開催されるオババのバレンタイン。
ではなくて、餅を食べて無病息災を願う行事。すなわち縁起もんです。

ムーチーは漢字で書くと鬼餅。月桃(サンニン)の葉に包まれ、独特の香りを発します。
スーパーでも売られていますが、職場や近所の方から手作りの物を頂いたりするので、沖縄で生活しているぶんには特に買うまでもなく食べることが出来ます。

歳の数だけ食べるといいなんて言われますが、私くらいの歳の人にはイヤミ以外の何者でもありません(^^; 子供が生まれた家では、最初のムーチーを祝って親戚に配ることがあります。これを初(ハチ)ムーチーと言います。

また、ムーチーの頃は一年の中で最も気温が低いため、この時期のことをムーチービーサなんて呼んだりします。

月桃の葉を開けてみました。
紫色は紅芋味です。私はこれを「アタリ」と呼んでいます。
他にも黒色(黒糖)や白色(白糖)があります。開ける瞬間はちょっとドキドキします。

食べる時は餅に顔を近づけていって、前歯で葉っぱから餅を「ガジガジ」とひっぺがしながら食べるのがお行儀です。 かなりはがれにくいですが、間違っても箸なんて持ち出しちゃだめです。ガジガジやるのがいいんです。

時間が経って餅が固くなってしまった場合、フライパンに油を敷いて表面がカリッとするまで火を通したり、揚げてサクサクと頂いてもイケるそうです。

ちなみに、中にアンコは入っていません。私はこれがショックで、初めて知った日は枕を涙で濡らしました。

2005/02/08