| 祭りはいよいよ最終日を迎えました。 開催期間中は比較的穏やかな天候に恵まれましたが、祭りの前日である5月2日に梅雨入りしたせいかカジマーイ(=風廻り)がひどく、大会最終日は相当なうねりで船酔いした方もおられたようです。 那覇市長もこの荒れる海の上で爬龍船に乗っておられましたが、テレビカメラを向けられるやいなや、「天気にも恵まれて絶好の那覇ハーリー。海の荒れ具合もちょうど良い」 と言い放ってしまうところに、やはりタダモノではないオーラを感じます。 |
| 特設ステージでは、ウチナー島うたフェスティバルが開催されていました。 島唄の唄者である神谷千尋さん、内里美香さん、ネーネーズのライブが無料で見られるあたりは、本土のファンが聞いたら垂涎ものでしょう。 この他、エイサーやインディーズバンドのライブ、仲田幸子さんや當間武三さんといった沖縄ローカルスターによるショーも開催され、祭りのボルテージは高まっていきます。 |
| 遊園地やテーマパークの無い沖縄にとって、祭りのアトラクションはチビッ子にとって大切なストレス発散の場となります。 |
| いよいよ祭りのメインイベント「御願バーリー・本バーリー」が始まりました。 私が出場したのはこれです。 御願バーリーとは、ハーリー歌に合わせて櫂を操る儀式です。 黒い船(とまい)、緑色の船(なは)、黄色の船(くにんだ)の順に船を並べ、海上をゆっくりと進んで航海の安全と豊漁を祈念します。 続いて本バーリーが行われますが、これは他のレースと異なり、たいへん古式ゆかしく執り行われる点が特徴です。 競技者は指輪や腕時計はおろか、指にテーピングを巻くことすら許されず、規定の衣装を身にまとって乗船します。女性は乗船できません。 そして、これはレースなのでもちろん本気で船を漕ぎます。 行き345m、帰り315mの距離で行われ、操船技術と腕力の限りをつくして男同士が戦います。 勝利した船は雄たけびと共に海上を凱旋する権利を得ます。 敗れた船はただちに陸へと戻ります。 爬龍船の漕ぎ手の中で、その花形は先頭の人です。 漁業の盛んな地域では、自分の息子がハーリーの先頭を漕ぐと聞いた時点で泣き出す親もいる(もちろん嬉し泣き)と聞きます。 中国で生まれたハーリーは海を渡り沖縄へと伝わって、600年以上の歴史に育まれ、それぞれの土地の誇りや威信に守られてきました。 そんなところへ現れた私のような移住者に対し、本バーリー出場のチャンスを平等に与えてくれたうちなーんちゅの懐の深さに、尊敬の念を抱いてやみません。 |
| 那覇ハーリーには、本場・中国のチームが招待されました。 そして大会翌日である5月6日、沖縄・中国友好協会が発足し、ハーリーチームの派遣交換等を通じて日中間の友好関係を深めることが協議されたそうです。 【問題の答え】 海水をかき出すために練習用の船に積まれている道具は、「(2)一斗缶」が正解です。 ■昨年の那覇ハーリーについてはコチラ |
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2005/05/10